RECITAL 2024
2024.06.14
クーセヴィツキー生誕150周年を記念してリサイタルを開催いたします!
1874年7月26日に生まれたセルゲイ・クーセヴィツキーは若き日はコントラバス奏者として活躍しました。コントラバスのヴィルトゥオーゾとしてヨーロッパ中で活躍し、中でもベルリンのリサイタルは大成功し一躍楽壇の寵児となりました。その頃に5つの自作曲を作曲しています。
その後は母国の政治的事情などもありアメリカにわたり指揮者として活躍しました。ボストン交響楽団の音楽監督として同団を世界的な水準まで発展させ、小澤征爾さんでお馴染みのタングルウッド音楽祭を開催し若手音楽家を育てるなど、現代まで続くアメリカの音楽シーンに欠かすことのできない人物となりました。
また彼は同時代の作曲家の庇護に積極的で、ストラヴィンスキー、バルトーク、プロコフィエフらの多くの作品はクーセヴィツキーの委嘱により完成しました。ラヴェルの「展覧会の絵」の編曲も彼の委嘱により実現しました
そんな彼のちょうど150歳の誕生日にあたる2024年7月26日にルーテル市ヶ谷ホールにてリサイタルを開催致します。
プログラムは彼のすべての作品(アンダンテ、小さなワルツ、悲しみの歌、ユモレスク、コントラバス協奏曲)と、彼の盟友で年齢も一歳違いのラフマニノフのチェロ・ソナタト短調を演奏いたします。
後期ロマン派の末期というクラシック音楽の大転換期に活躍した二人の最後のロマン派的音楽世界にどっぷりつかってみませんか?
チケットのお求めなど詳細は、都響内のページよりご覧ください。
https://www.tmso.or.jp/j/concert/detail/detail.php?id=3869